バカの旅~北海道編(3)~

――5日目(5/3)――
爽やかに目覚めた朝は、予報どおり晴れていた。早速、美瑛へ向けて出発。

近場で寝泊りしていたのであっという間に到着。丘を登ると、あたり一面畑のパッチワークの世界。(写真中)
しかし黄色が鮮やかなカラシナはまだ生えておらず、茶色率(=耕した畑)の方が高い…。やはりベストシーズンは(以下略)
有名な「セブンスターの木」やら「ケンとメリーの木」やら色々ありましたが、近くで見たらただの木でした。
さらに美瑛から南に約30kmほど走ると富良野に。途中、中富良野でスーパー銭湯を発見したので立ち寄る。
富良野には昼に到着したので、駅前で周辺MAPを手に入れて食い物屋をサーチ。
美味そうなカレー屋があったので、そこで自家製『ソーセージカレー』を頂く。とっても美味。(写真右)
ルーが足りなかったらルールルルルだ!!
てか、我々が入ったこのカレー屋『唯我独尊』。有名店なんですね。すごい行列ができてました。
富良野と言えば『北の国から』っつーわけで、麓郷地区(富良野市街地から20km以上…)まで足を延ばし、
実際ロケで使われた『五郎の石の家』まで行ってきました。(↓写真左)ものすごい田舎でした。
ルールルルル…。田中邦衛の頭はハト臭い…。
その後、いったん富良野市街地に戻りチーズ工房を見学。
イカスミ入りチーズ(ホントに黒い)とか、ワインを練りこんだチーズとか、なんか珍しいものが試食できました。

さて、もうええっちゅうくらい北海道を堪能したので、ようやく帰る気になった我々。
富良野から南へ軽く170kmほど走って(そろそろ距離感がおかしくなくなって参りました)、夜に苫小牧港へ到着。
八戸行きのチケットを入手しようとフェリーターミナルに行くと、なんとキャンセル待ちとな!!ガァァアン!!
フェリーが取れないとわしら帰れないよ…。。。しかしこればっかりは、祈って待つしかない…。
とりあえず出港まで1時間半ほどあったので、いったん国道沿いに出て夕食を取ることに。
最後の最後で、札幌ラーメンを食いました。(写真中)うむ。普通に味噌ラーメンだ。これがきっと標準の味なのだろう…。
ラーメンを食った後、再びフェリーターミナルへ戻るとキャンセルが出たらしく、無事チケットGET!
やったーこれで本土へ渡れるぞ~☆ と、出港ギリギリにフェリーに乗り込んだ我々。
21時過ぎ苫小牧発 ⇒ 翌朝4時八戸着という船旅なので、中で寝てしまえば疲れた身体もリフレッシュさぁ~☆
なーんて甘い考えは通用しなかった。
強制ザコ寝の2等客室は、すでに人がいっぱいで寝る場所どころか座る場所さえないーーッ!!
何!? なんなのこの人の多さは!? しばしポカーン。
どうやら周囲の話を総合すると、弘前さくら祭りツアーご一行様が2団体ほど同乗していたらしく、
一気に100人くらいすし詰めにされたらしい。てか、こんなんじゃ全員寝られないでしょう…orz
あぶれた乗客の中には、通路に毛布を敷いている人も…。
わしら、もしかして甲板で寝るしかないんか…?と顔面蒼白になっていたら、
2000円ほど上乗せすれば2等寝台に移れることを小耳にはさみ、早速船内カウンターで交渉。
またもキャンセル待ちと言われてしまい絶望したが、奇跡的にすぐ空きが取れる。やった!!
金で解決できるならば、誰だってそーする。おれもそーするッ! 汚い大人ってスバラシイなぁ~☆
なーんて思いながら指定された番号のベッドに行くと、すでに先客(オバチャン)が横たわっているではないか…。
何このダブルブッキングorz
うわぁぁ~~ん!と泣きながらまたカウンターに行き、なんとか別の寝台をもらう。
ああ、やっと休める…。身体を伸ばして寝られるこの幸せ。2等寝台、空いてて良かった!!
なーんて思いながら就寝するも、近くの寝台にいるオバチャンの喋り声がうるさくてうるさくて…。
「おとなしく寝やがれババァーーッ!!」と叫びながらミッドナイトスペシャルを繰り出そうと思ったが、
小心者なので妄想で終わる。ラっラっ…
そしてフェリーは一路、八戸へ――――。

(⇒そろそろ終わりにしたいが、なんかまだ続く)