バカの旅・その1

VOXY(ぼくチン号)を購入してからというもの、伊豆半島を1周したり房総半島を1周したり湾岸ミッドナイトよろしく首都高をルーレットしたりと休日が来る度に無駄に車を走らせることが趣味となってしまったこのはむらびとぴーす、先日ETCを搭載したのもあって、とにかく高速にのりたくてのりたくてのりたくてしょうがなかったのでこの3連休、うっかり高松@四国まで行ってしまいました。(笑顔)

「名古屋へみそカツを食いに行こう」…当初の目的はそれだった。
3/19(土)、昼過ぎに自宅をふらりと出て名古屋へ向けて中央道をひた走った我々。
途中途中のSAでちんたら休みつつも夕方には名古屋(一宮)が近づいてきた。「あれ~、思ったよりも早く着いちゃった」
ぶっちゃけ走り足りない。まだまだイケる。どうせなら瀬戸内海を見てみないか…?
というわけで、唐突にひらめいた5つのミッションをこなすべく、勢いよく名古屋をスルーして、さらに西へ西へと我々は走り続けたのであった。

Mission1:本場の讃岐うどんを喰らえ!
名古屋もスルーし、京都→神戸→明石海峡→淡路島→鳴門海峡と、どんどん南下し、3/20(日)AM2:00過ぎに四国入りした我々。ホントに来れちゃった。(手屁)
ここまで来るとすでに時間と距離の感覚が麻痺していて、「もうちょいがんばれば博多ラーメン食いに行けるんじゃねぇ?アハハハ」とまで言い出したのだが思いとどまり、高松手前の「津田の松原SA」で車を止め、車内で爆睡。ぬかりなく布団と加湿器を積んできていたので朝までぐっすり。(VOXYにして良かった…)
すっかり疲れが取れたので、10:00には高松市内へ。うどん!うどん!う・ど・ん!
すかさず目に止まった駅前のうどん屋へ潜入した我々。
古めかしい雰囲気の店構え。客はというと朝っぱらからビールを飲んでるおっさんもいれば20代前半のカップルもいたりと、混沌としている…。
店内は長テーブルに椅子が並んでいるだけの実に質素な作りで、何種類もの天ぷらが並ぶカウンターの向こうにおばちゃんが立っている。
出た。話には気いていたが、讃岐うどんの基本はセルフ…! マニュアル化されたファミレス的サービスに飼い慣らされた我々にとってはなんとも敷居の高いこのルール。
どうすればいいのだ!? 適当に好きな天ぷらを取ればいいのか!? てゆーか肝心のうどんはどこなの!?
まごついていると、おばちゃんが頭上を指して「何にする?」と聞いてきた。あっ、上にうどんメニューがあった…。
しかし相当に動揺していた我々は、基本のぶっかけを頼むつもりが、間違って「湯がけうどん」を注文してしまうのだった…。

うーん、なんかちょっと違う気もするけど本場の讃岐うどんGET! よし食うぞ! わーいわーいパク。…。
「うちの近所の讃岐うどん屋と同じ味がするッッ!!」稲妻に打たれたかのような衝撃でした。
やだなぁ、もちろん近所のうどん屋の味と本場の味が同じかどうか、確かめに行ったんですってば、わざわざ四国まで。アハハハハハ
とりあえず最初のミッションをクリアした我々は、とっととUターン。滞在時間、おそらく2時間弱…。
明石海峡大橋⇔淡路島⇔大鳴門橋間を片道6000円近く払ってこれかい。贅沢すぎるというより、バカ…。
鳴門の渦の下でシャチとたわむれている毛利伸の姿を妄想しつつ大橋を引き返し、一路神戸へ。
(つづく)