バカの旅~北海道編(1)~

――GW初日(4/29)――
「イクラ丼食いてー」「じゃぁ北海道行こう」
このGWはまったく予定を立てておらずひきこもり必至だった我々だが、
唐突に(半ばムリヤリに)ひらめいたこのミッションをこなすため、昼過ぎには車にフトンを積んで自宅を出発。
相変わらず無計画極まりないが、とにかく北海道を目指し、東北自動車道を北上し始めたのだッ!

「北海道なら、ついでにクリオネ料理専門店にも行ってみたいんだけど!」と提案したこのはむらび。
しかし「そんなもん、ホントに食いたい?」とぴーすに冷静に返されてしまう。うん、正直食いたくはないわ。
車ごと北海道へ渡るためには、フェリーは必須。とりあえず青函連絡船の出る青森港を目指して
ひたすら爆走するも、夕方くらいに佐野IC@栃木を通過した時点ですでに絶望感でいっぱいに…。
自宅⇒青森の約700kmの道程はハンパなものではなかった。まだ半分もこなしていない…。
遠い…。青森が遠いよ…。
それでも必死に北上し続け、岩手あたりで桜前線とぶつかりました。季節すら飛び越えるこの距離!すげー!
もうこの際、盛岡でわんこそば食って終了しようか…とか思いながら、
夜半過ぎにようやく辿り着いた青森の出口手前のSAで晩飯を取る。
が、そのまま力尽きてしまい、朝まで爆睡。

――2日目(4/30)――
車中で1泊して爽やかに目覚めた翌朝、再始動。ほどなく東北道を完全走破し、青森港へ到着。
当然、頭の中に流れてくるBGMは『津軽海峡・冬景色』…。
「あの曲歌っているのって石川秀美だっけ?」
「いやそれアイドルっつーか薬丸の嫁だし」
「じゃあ石川ひとみ?」
「それ、すごいマニアックな名前…」
「あーーー誰が歌ってたんだっけかぁぁあああーーー」
同じ“石川”でも、“さゆり”の名前がまったく出てこない我々なのだった…。
フェリーターミナルで11時半の便のチケットをゲット。青函連絡船は便数があって良い。
所要時間は3時間ほど。その間また爆睡してまい、あっという間に函館港に到着。(写真左)

わ~~~、ホントに北海道だー。
と、ここまで辿り着いたことをひとしきり感動した後、早速目的のイクラ丼を探すため函館の町を練り歩く。
そしてウニとイクラの二色丼をゲット!!函館といえばイカだそうなのでついでにイカ刺しもゲット!!(写真中)
うまぁーーーーーーーーーい! よく食べる良い子の我々は、さらに焼きホタテとイカ飯も頂く。
うまうまうま…。って、おい!!上陸初日でいきなりミッション終了しとるではないか。
やばい。この先の目標を見失ってしまった――。
「じゃあお風呂まだだし、登別温泉を目指そう!」
つーことで夕方には函館を出発。長万部~室蘭を経由し、登別目指して海岸線沿いに車を走らせるが、
気がつけばとっぷり夜も更けて…。日帰り温泉できる時間帯はとっくに過ぎていた…。
本日の風呂はあきらめるしかない。っつーか移動するのに精一杯で、もう2日風呂に入ってないんですけど…。
嗚呼、また私は熱帯魚臭くなるのか…。ラララ…
気を取り直して、晩飯を探すことに。が、もう0時近くだったので開いている店がほとんどない。
オーノー!…と嘆いたところで煌々と輝く看板を発見。24時間営業のラーメン屋だ。
札幌ラーメンか!?もしくは旭川ラーメン…!? ここでご当地ラーメンを食えれば言うことなし。
期待しながら早速注文、しかし出てきたモノはどう見ても家系ラーメンでした。(写真右)
見たことのあるほうれん草と海苔のトッピング……orz
この北の大地で、神奈川のラーメンを食うハメになるとは…。得意分野だからいいんだけど…。
しかもこのラーメン屋(山岡家)、道内のいたるところに店舗が。ここではかなりの勢力と見たーーッ!
ひとまず腹いっぱいになったので、登別手前の道の駅まで移動し、また車中で就寝。
明日こそお風呂に入りたい…。

(⇒熱帯魚臭いBODYのまま続く)