チュン太は変わらずめちゃくちゃ元気。和室ではもっと自由にさせようとケージの天井部分を外した。が、餌を食べて満足するとケージ天井が開いてるにも関わらず、わざわざ通常の出入口を使って定位置の止まり木に戻る。その後も天井側から出入りすることはほとんど無かった。鳥さん特有の謎のこだわり。
ひとり餌がどんどん進む。今日はキウイがツボらしくよく食べる。小松菜の葉よりも茎が好きらしく、大きく口を開けてあむあむとくわえるのが面白い。小さくちぎってあげると食べる。日光浴も嬉しそう。ずっと口を開けて跳ねてる。
左翼の腫れはひかない。外科的に膿出しが必要なのかも。翼の手入れをしながら気にしてる素振りすらある。少し皮膚表面が裂け始めてるのか、液がプッツリ染み出しているのも確認。痛がらないのが不思議なくらい…。
この日は夫とともに仕事を休み、朝から県の保護センターに電話相談する事にした。もしも、保護センターがチュン太を引き取る流れになれば、ここでお別れになるだろう。
県の保護センターにTEL
これまでの状況を伝えたところ、以下のような回答だった。
①傷はよくあるタイプ。飛べるなら問題なし。治療する事でかえって大きなストレスになる可能性がある
②あと数日でひとり餌になる状態だから、タイミングを見計らって放鳥してね(つまりおまかせ)
ヒヨドリは何処にでもいる野鳥だし、よっぽどでない限り受け入れはしないんだろう…。複雑な気持ちになりつつも、怪我が深刻な事態にはならなそうでまずは安堵した。この季節、似たような誤認保護による相談が多かっただろうな…。丁寧に対応して頂いて、感謝しかないです。
昨日相談した鳥の病院にTEL
保護センターに連絡したことの報告と、怪我の具合を診てもらえないかダメ元で相談したが、流石に野鳥はNGだった(ですよね〜!)。代わりに野生動物の保護活動をしているNPO法人を紹介してくれた。───な、何っ!? 隣街にそんなNPO法人があったとは今の今まで知らなかった…。先生も飛べているなら大丈夫との見解だった。こちらもお忙しい中、連日親身になってくださって、本当に有難かった。
NPO法人へTEL
動物病院と提携しており、活動内容を見た限りとてもちゃんとしている保護団体だった。このままうちで保護を続けて良いのか、はたまたこういった団体に預けてリリースまでお願いするのがチュン太の為なのかも含め相談するため、問い合わせてみた。
この団体もとても懇切丁寧に対応してくださって驚いた。野鳥や野生動物が本当に好きなんだなぁと言うのが伝わってきた。
尾羽の長さを尋ねられた。尾羽で成長度合いがある程度は判断できるからだ。食事の内容もバッチリですと言って頂き、何だかとても救われた気分だった。
傷がわかる写真と飛翔動画の送付依頼あり。治療が必要かどうか、提携している動物病院の判断を仰ぐことになった。そんなことまで対応して貰えるとは…!ひとり餌になって傷も良くなって万全の状態で放鳥する方向になれば、万々歳だが果たして。
折り返し連絡が入る。病院の見立てによると肉腫ではあるが、よくある怪我。自然の中では無傷である事の方が珍しいから、飛翔に問題なければ、ひとり餌になればリリース出来る状態。鳥インフルの可能性もこれまでの経過から極めて低いだろうと。
それでも心配であれば診察も可能だが(当然有料)、空いている枠が2週間後の営業時間外。いずれにしても、それまではチュン太の怪我は様子見となる。そうこうしているうちに治るかもしれないし、なんならリリース出来ちゃうかもしれない。その場合は診察キャンセルの連絡をくれれば大丈夫ですよ、との有難いお言葉。
とにかく、次のマイルストーンが示されただけで十分だった。これ以上、怪我や体調不良にならないように頑張ってお世話する!!!と心に誓ったのだった。
(悪戯に問い合わせを増やさないためにもここでの詳細な紹介は控えますが、今回対応してくださった保護センター、動物病院、NPO法人の皆さんにはとても親身になって頂き、本当に本当に有難かったです。この場を借りて御礼申し上げます)